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Salesforce Sales CloudとHubSpot Sales Hubの違いを比較|製品範囲と運用規模で選ぶ

読む目安 約6分 更新日 2026-07-22 Salesforce Sales Cloud HubSpot Sales Hub

Salesforce Sales CloudとHubSpot Sales Hubは、どちらも顧客情報、商談、営業活動をひとつにまとめられる営業向けCRM(顧客との関係を記録・管理する仕組み)です。大きな違いは、それらをどのような製品構成と管理方法で運用するかにあります。

Salesforce Sales Cloudは営業CRMを中心に、上位エディション(プランの種類)や追加製品で予測、収益管理、AIなどへ広げる構成です。HubSpot Sales HubはHubSpot Smart CRMを基盤に、無料CRMから始め、Starter、Professional、Enterpriseと営業機能を段階的に追加していきます。だからこそ、単に機能名を並べるより、自社の営業運用をどこまで構成し、どのプランまたはエディションで実現するかを見ることが大切です。

結論を先に

営業CRMの構成を自社に合わせ、上位エディションや追加製品も含めて運用を広げたいならSalesforce Sales Cloudが候補です。無料CRMを入り口に、Smart CRM上へ営業機能を段階的に追加したいならHubSpot Sales Hubが候補になります。

Salesforce Sales Cloud

こんな人に

項目、オブジェクト、アプリ、フローを構成し、権限や共有も設計したい

HubSpot Sales Hub

こんな人に

無料CRMから始め、必要な営業機能をエディションごとに増やしたい

主な違いを一覧で比較

比較する点Salesforce Sales CloudHubSpot Sales Hub
製品の中心リード、取引先、取引先責任者、商談、営業活動を管理する営業CRMSmart CRM上で見込み客対応、商談、営業活動、自動化を管理するSales製品
基本データLead、Account、Contact、Opportunity、ActivityContact、Company、Lead、Deal、Activity
商談管理Opportunityの段階、金額、確度などで管理Deal pipelineとstageで管理
営業活動タスク、イベント、メールなどを顧客・商談に関連付けるメール、通話、ミーティング、タスクなどをCRMレコードに記録する
主な管理対象項目、オブジェクト、アプリ、フロー、アクセスパイプライン、プロパティ、オブジェクト、ユーザー権限、チーム
拡張時の注意高度な予測、API、AI、収益管理などにエディションや追加契約の条件がある自動化、レポート、パイプライン、AI Creditsなどにエディション別の上限がある

顧客データの持ち方

Salesforce Sales Cloudでは、Lead、Account、Contact、Opportunity、Activityが営業データの中心です。見込み客をLeadとして扱い、取引先と担当者、進行中の商談、そこにひも付く営業活動を分けて管理する、という運用を考えられます。項目だけでなく、オブジェクトやアプリの構成も変えられますが、実際に変更できる範囲はエディションによって異なります。

HubSpot Sales Hubでは、Contact、Company、Lead、Deal、ActivityなどをSmart CRM上で関連付けます。会社、連絡先、商談、活動履歴の関係をひとつの基盤で管理し、その上にSales Hubの営業機能を追加する構成です。パイプライン、プロパティ、オブジェクトなどの設定範囲は、上位エディションほど広がります。

製品を決める前に、現在使っている「見込み客」「会社」「担当者」「商談」「活動履歴」を、各製品のどのレコードに対応させるか書き出してみると比べやすくなります。名称が違うだけで同じ意味だと決めつけず、データ同士をどう関連付けたいかまで確認しましょう。

商談と営業活動の管理

Salesforce Sales Cloudは、Opportunityの段階、金額、確度などを使って商談とパイプライン(案件の流れ)を管理します。タスク、イベント、メールなどは、顧客や商談に関連付けて追跡できます。商談がどの段階にあるかと、そこで担当者が何をしたかを分けたうえで、ひとつの商談として追えるのが基本です。

HubSpot Sales Hubは、Deal pipelineとstageで商談を管理します。メール、通話、ミーティング、タスクなどはCRMレコードに記録します。パイプラインの数や運用機能はエディションによって増えるため、複数の商材や営業プロセスを分けたい場合は、必要数と契約候補のエディションを対応させる必要があります。

どちらを選ぶ場合でも、比較すべきなのは「商談を作れるか」だけではありません。自社で必要な商談の分け方、段階、金額と確度の扱い、残したい活動の種類を先に決めると、必要なプランやエディションを絞れます。

自動化と可視化は契約範囲で確認する

Salesforce Sales Cloudには、リードの振り分けやSales Flowsなどの自動化があります。レポートとダッシュボードを備え、上位エディションでは予測やパイプライン分析が拡張されます。ただし、自動化の範囲や高度な予測、API、AI、収益管理などには、エディションまたは追加製品の条件があります。

HubSpot Sales Hubには、シーケンス、ワークフロー、リード管理などの自動化があります。営業レポート、ダッシュボード、予測機能もありますが、自動化、レポート、パイプライン、AI Creditsなどの上限や高度機能はエディションによって異なります。

たとえば、商談の進行状況を見るためのレポートと、営業活動を自動化する仕組みでは、確認すべき契約条件が違います。「自動化がある」「分析できる」という大まかな項目だけで比べず、実際に使いたい自動化とレポートを1つずつ挙げ、候補プランで使えるかを確認するのが安全です。

管理方法と運用の広げ方

Salesforce Sales Cloudでは、項目、オブジェクト、アプリ、フローなどの構成を変更できます。プロファイル、権限セット、共有設定などでアクセスを設計します。担当者、マネージャー、管理部門で見えるデータを分けたいなら、アクセス設計も導入計画に入れる必要があります。

HubSpot Sales Hubでは、パイプライン、プロパティ、オブジェクトなどを設定します。ユーザー権限やチーム管理もあり、利用できる範囲はエディションによって異なります。複数の営業チームを分けて管理したいなら、チーム管理の有無だけでなく、候補エディションで必要な範囲を扱えるかを見ます。

両製品とも外部サービスとの連携手段を備えています。Salesforce Sales CloudはAppExchangeと各種API、HubSpot Sales HubはApp Marketplace、公開API、Webhookによる連携です。ただし、これだけで連携のしやすさを順位付けすることはできません。接続したいシステムごとに、対応方法とデータの関連付けを確認してください。

料金は無料の入り口と追加条件まで見る

次の表は、2026年7月22日に確認されたGLOBAL公式料金を同じ市場で比べたものです。

項目Salesforce Sales CloudHubSpot Sales Hub
課金単位基本はユーザー単位。Starterは月払いまたは年払い、Pro以上は年契約表示が中心基本はseat単位。HubSpot Creditsや追加seatなど、seat以外の費用条件もある
無料の入り口Free Suite: $0Free: $0
最安有料Starter Suite: $25/ユーザー/月Starter: $7/seat/月
チーム向けStarter Suite: $25/ユーザー/月Starter: $7/seat/月
大規模Agentforce 1 Sales: $550/ユーザー/月Enterprise: $150/seat/月

注意

料金は対象市場、割引、税、通貨、契約、追加製品などで変わります。日本向け公式料金がある場合は日本向けを優先し、公開前に両製品の最新条件を確認してください。

両製品とも無料の入り口がありますが、有料化後の費用構造は同じではありません。Salesforce Sales Cloudは基本的にユーザー単位で、エディション、契約周期、追加製品、Agentforceなどの条件で総額が変わります。HubSpot Sales Hubも基本はseat単位ですが、HubSpot Creditsや追加seatなども費用条件に入ります。また、GLOBAL公式料金表にはProfessionalの必須onboarding $1,500とEnterpriseの必須onboarding $3,500が示されています。

料金を比べるときは、利用人数に単価を掛けるだけでは足りません。必要な自動化、レポート、パイプライン、権限管理がどの契約候補で満たされるかを確認し、追加費用を含めた総額で比べましょう。

どちらを選ぶか

Salesforce Sales Cloudが候補になるのは、顧客や商談の持ち方を自社に合わせ、項目、オブジェクト、アプリ、フロー、アクセスを構成したい場合です。さらに、予測、収益管理、AIなどへ運用を広げる可能性があるなら、本体の機能と上位エディション、追加製品の範囲を分けて見積もる必要があります。

HubSpot Sales Hubが候補になるのは、Smart CRM上で顧客、商談、活動を関連付け、無料CRMから営業機能を段階的に追加したい場合です。エディションが上がると設定や管理の範囲も広がるため、将来必要になるパイプライン数、自動化、レポート、権限を先に確認しておくと、契約候補を決めやすくなります。

最後は、製品名で決めるのではありません。自社の商談と営業活動の流れを各製品上でどう表すか、必要な管理と自動化がどの契約範囲に入るか、利用人数と追加条件を含む総額がいくらか。この3点をつなげて判断するとよいでしょう。

確認しておきたいこと

自社の見込み客、会社、担当者、商談、活動履歴を、候補製品でどう関連付けるか説明できるか
必要な商談の分け方、自動化、レポート、権限管理が候補プランに含まれているか
利用人数と契約周期に加え、オンボーディングや追加製品などを含めた総額を比べたか

よくある質問

Q.どちらも無料で始められる?

A.確認時点では、Salesforce Sales CloudにはFree Suite、HubSpot Sales HubにはFreeの入り口があります。有料化後は課金単位と追加条件が異なるため、無料かどうかだけでなく、必要機能を使うときの契約候補まで比べてください。

Q.商談管理の違いは?

A.Salesforce Sales CloudはOpportunityの段階、金額、確度などで商談を管理します。HubSpot Sales HubはDeal pipelineとstageで管理します。どちらも活動履歴をCRMのデータに関連付けられますが、データ名と契約別の運用範囲が異なります。

Q.自動化と予測はどのプランでも使える?

A.どちらもエディションによって利用範囲や上限が異なります。機能名だけで判断せず、自社が必要とする自動化と予測の内容を明確にし、候補エディションの条件を確認してください。

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出典

確認日: 2026-07-22(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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