公式情報ベース

Odoo CRMとは?できることや料金、注意点を解説

読む目安 約4分 更新日 2026-07-22 Odoo CRM

Odoo CRMは、顧客情報や見込み客、商談、営業活動をまとめて管理するCRMアプリです。単独の営業支援ツールとして見るだけでなく、Odooの業務アプリ群の一部として、販売や請求などの周辺業務へつなげられる点が特徴です。

選ぶときは、CRMで管理したい範囲だけでなく、ほかのOdooアプリも使うのか、外部システムとの連携や独自の変更が必要かまで整理しておくことが大切です。ここでは、Odoo CRMで扱える情報と営業活動、料金の考え方、導入前の注意点を順に見ていきます。

Odoo CRMで管理できる情報

Odoo CRMでは、主にContacts、Leads、Opportunities、Activitiesを扱います。Contactsは顧客や連絡先、Leadsは見込み客、Opportunitiesは具体的な商談、Activitiesは電話や会議などの営業活動を管理するための情報です。

見込み客から商談へ進み、その商談に次の行動を結び付ける流れを一か所で追えます。たとえば、ある商談に対して電話やメール、会議、タスクを関連付けておけば、顧客情報を見るだけでなく、次に何をするかも確認できます。

また、SalesやInvoicingなど、Odooの別アプリへ情報をつなげる構成も取れます。ただし、CRMに含まれる機能と、追加で組み合わせるOdooアプリの機能は分けて考える必要があります。

商談と営業活動をどう管理するか

商談は、カンバン形式のステージで進捗を管理します。カンバンとは、商談を段階ごとの列に並べ、現在地を見渡せる表示方法です。各商談を適切なステージへ移しながら追えるため、案件の進行状況を整理しやすくなります。

一方、Activitiesでは、電話、会議、メール、タスクといった行動を顧客や商談へ関連付けます。商談の進み具合と、担当者が次に行う活動は別の情報ですが、両方を結び付けて管理できます。活動計画を利用する場合は、どのプランや導入方式で利用できるかも確認が必要です。

商談の分析、予測、ダッシュボードもOdooアプリ内で利用できます。単に顧客名簿を保存するだけでなく、商談の流れや営業活動を見ながら運用したい場合に検討しやすい構成です。

自動化や独自設定はプラン条件を確認する

自動化、活動計画、Studioなどを使える範囲は、契約するプランや導入方式によって変わります。Studioは、画面や業務の流れを用途に合わせて変更するための仕組みです。独自の項目や処理が必要な場合は、標準のCRM機能だけで足りるかを先に確認しましょう。

Customプランでは、Studio、独自モジュール、外部APIを利用できる構成です。外部APIは、別のシステムとデータをやり取りするための接続口を指します。Odooアプリ同士の連携と、社外のシステムとの外部連携は同じではありません。既存システムと接続したい場合は、必要な連携方法が契約範囲に含まれるかを確認する必要があります。

利用者ごとの権限は、ユーザー、グループ、アクセス権、レコードルールを使って設計します。営業担当者と管理者で見られる情報を分けたい場合は、必要な権限設計を導入前に整理しておくと判断しやすくなります。

Odoo CRMの料金

無料の入口としてOne App Freeがあります。Odoo Onlineで1つのアプリを使う場合は、ユーザー数無制限で0ドルです。CRMだけで目的を満たせるかを確かめたいときは、この「1アプリ」の範囲が判断のポイントになります。

有料のStandardとCustomはユーザー単位で課金されます。CustomではStudio、独自モジュール、外部APIなどを利用できる構成ですが、Odoo.shのホスティング、実装、保守などは別費用になる場合があります。契約時は、アプリの利用料金だけでなく、導入や運用に必要な費用を分けて見積もる必要があります。

注意

料金情報は2026年7月22日時点です。地域、請求周期、初年度割引、税、通貨、契約条件によって表示が変わるため、公開前に公式料金ページで再確認してください。日本語の公式料金ページもUSDの参照価格であり、日本円の確定価格としては扱えません。

導入前に分けて考えたい範囲

Odoo CRMを検討するときは、製品名だけで必要な範囲をひとまとめにしないことが重要です。まず、顧客情報、見込み客、商談、活動の管理で足りるのかを確認します。次に、販売や請求などのOdooアプリも必要か、外部システムとの接続や独自の変更が必要かを切り分けます。

データを移す場合は、インポートとエクスポートだけでなく、導入方式に応じてアップグレードサービスや独自モジュールの互換性も確認対象になります。とくに独自モジュールを使う構成では、導入時だけでなく更新時の扱いまで含めて考える必要があります。

Odoo CRMは、CRMと周辺業務をOdooのアプリ群の中で組み合わせたい場合に候補になります。一方で、1アプリ無料の範囲を超える構成や独自設定、外部連携を求める場合は、プランと導入方式、別費用を具体的に確認してから選ぶのがよいでしょう。

確認しておきたいこと

顧客、見込み客、商談、営業活動の管理だけで目的を満たせるか、それとも販売や請求のアプリも必要か
外部システムとの連携や、自社向けの画面・処理の変更が必要か
アプリ料金に加えて、ホスティング、実装、保守を含めた費用を無理なく負担できるか

よくある質問

Q.Odoo CRMは無料で使える?

A.One App Freeでは、Odoo Online上の1アプリをユーザー数無制限で0ドルで利用できます。CRM以外のアプリも組み合わせる場合や、独自設定・外部連携が必要な場合は、有料プランを含めて確認してください。

Q.CRMと販売・請求の機能はすべて同じ範囲に含まれる?

A.Odoo CRMはOdooのアプリ群の一部で、SalesやInvoicingなどへ接続できます。ただし、CRMの機能と追加するOdooアプリの範囲は分けて確認する必要があります。

Q.外部システムとの連携はできる?

A.外部APIはCustomプランの条件です。Odooアプリ間の連携とは区別し、接続したいシステムと必要な方法が契約範囲に含まれるかを確認してください。

関連記事

出典

確認日: 2026-07-22(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Odoo CRM